スマートロックって実際使うとどんな感じ?
Qrio Lock Q-SL2は他のスマートロックと何が違うの?
こんな疑問を解消します。
鍵を開けて家に入るのは当たり前に毎日行っている動作で体にしっかりしみ込んでいる人が大半ではないでしょうか。
しかし自動で開け閉めできる世の中になっているのではないか?と疑問を持ってこのページにたどり着いたのではないかと思います。
私が遂に導入したこのスマートロック。このすべてを購入を考えている方にお伝えします。ぜひ参考にしてください。
また多くのQrio Lockユーザーの方はハンズフリー解錠の設定にお困りのようです。そんな方はこちらの記事もご参照ください。
スマートロックってどういうもの?
スマートフォンなどと通信できる機器を鍵に取り付けることによりそれを介して解施錠の操作・管理をするもののことです。
スマートフォンのアプリなどから解錠するものや、カードキーをタッチすると開くタイプ、暗証番号を入力するものなどメーカーや解錠方法で様々なタイプがあります。
我が家で導入したキュリオロック
我が家ではQrio株式会社の製品であるQrio Lock(Q-SL2)を購入しました。
キュリオロックを選んだ理由
最新機器を厳選するのが大好きな私がQrio Lock Q-SL2を選んだ理由を説明します。
キュリオロックはハンズフリー解錠が他の製品より良さそう
ハンズフリー解錠とは、スマホで解錠操作しなくてもGPSで帰宅を判断し勝手に鍵を開けてくれるという機能です。
この機能は他の製品にもありますが、Qrio Lock Q-SL2はBluetoothと合わせることで精度を高めています。
GPSのみで判断するとマンションなど,どの階に住んでいても高さを判別できないためおそらく1階に来た時点で解錠していたのですが、
Qrio Lock Q-SL2はBluetoothの接続を合わせることで部屋に近付いたことを判断して解錠を始めます。
キュリオロックは電池を2セット入れられる
スマートロックは電池で動いていますが怖いのが電池切れです。鍵を持たずにスマホだけ持って外出したときに電池切れを起こすと締め出しにあってしまいます。
Qrio Lock Q-SL2はSIDE AとSIDE Bにそれぞれ電池を2本入れられ、片側のSIDEの電池が切れると逆側に切り替わります。片側で電池は半年以上持ちますしアプリで電池切れが分かるのでうっかり締め出されるという心配も少ないでしょう。
スマートウォッチでも操作できる
アップルウォッチやSONYが販売するスマートウォッチwena3と連携が可能です。
特にハンズフリー解錠はたまに動作しないことがありスマホを出して解錠しなければいけないこともありますが、そんなときもスマートウォッチを付けていれば素早く家に入れます。
また後述しますがハンズフリー解錠で少し早く鍵が開いてしまうのがどうしても不安…という方は、ハンズフリー解錠をオフにしてスマートウォッチで解錠するのがおすすめです。
Qrio株式会社はSonyの子会社
日本を代表する企業SONYの子会社がこのQrio Lock Q-SL2を作っています。
鍵は家のセキュリティの要の部分ですよね。スマートロックの中にはQrio Lock Q-SL2の半値以下で買えるものもありましたが自宅のカギを任せるのにあまり安さを求めるよりも企業の安心感を得たかったというのもあります。
また鍵の施解錠は毎日のことなのでなるべく正確に動作してほしいということもありQrio Lock Q-SL2を選びました。
購入前に気になったQrio Lock Q-SL2基本情報
機器を取り付けるのは基本的にドアの家の中側のみ
カギを開け閉めしてくれる機器をドアの内側に貼り付けます。スマホで操作する場合はこれだけで終了です。
しかしスマホがない方が家族にいるときなどほかの解錠方法が欲しい方はQrio Padをドアの外側に取り付けるという方法もあります。
Qrio Padに暗証番号を入力するもしくは専用のカードキーをタッチするとQrio Lockが動作し解錠できる仕組みです。
家を出るときは
Qrio Lock Q-SL2についているつまみを回してカギを開けて外に出ます。ここは手動の方が早いです。
もちろんスマホからでも開けることはできます。出た後はオートロックを設定していれば扉が閉まってから1~2秒後すぐにカギを締めます。
ちなみに外に出てドアの近くにいるとオートロックが動作してカギが締まった音が聞こえます。ちゃんとカギが締まったかなと不安な方でも音で確認できますし、オートロックはドアが閉まり次第動作するのですぐにドアノブを引いてカギが締まったことを確認できます。
普通のカギでも開けられます
外出中にスマホが電池切れになった場合でも普通のカギを持っていれば解錠することが出来ます。普通のカギは使うことは少なくなりますがスマホを紛失したときなどのためにも持って出かけるのがベターです。
玄関のカギが2つの場合は2台のキュリオロックを取り付けられる
本体代は2倍かかってしまいますが同じアプリで2台を操作することが出来ます。
我が家は1台での運用のため詳細は分かりませんが、普段から2カ所カギを締めている方は導入すればかなり外出や帰宅がスムーズになるでしょう。
別売りのQrio Hubでリモート操作ができる
Qrio Hubを設置することでQrio Lock Q-SL2をネット経由で遠隔操作することができカギの施解錠や現在カギが開いているのか閉まっているのかの確認をすることが出来ます。
この機能があれば妻が締め出されてしまった場合にもなんとか旦那に連絡することが出来れば、旦那が遠隔でカギを開けることが出来ます。
心配性な方が外出先であれ、カギ閉めたっけ…?と不安になってもアプリで確認できますし開いていた場合は締めることが可能です。
ちなみに我が家では導入していません。必要なら後から買おうと思っていましたが、今のところ欲しいなと思う場面に遭遇していないため買っていません。
みなさんも遠隔操作ができたらとてもありがたい!という状況になったら導入してみてはいかがでしょうか。
スマホを持たない子どもには別売りのQrio Keyを
別売りのQrio Keyを持たせてあげればスマホがなくてもQrio Lock Q-SL2の操作をすることが出来ます。背が小さくて鍵穴に手が届かないという子でもこれなら安心です。自動車のリモコンキーのようなものでボタンを押すことで施解錠ができます。
こちらも我が家は導入していません。現在はまだ子供が小さいためですが子どもが小学生くらいになったら導入したいと思っています。
アプリ経由で家族の出入りが分かる
家族の誰かがQrio Lockを解錠するとアプリに通知が来ます。購入前はQrio Hubがなければ通知は来ないのかと思っていましたが違いました。
共働きの家庭でも子どもの帰宅がスマホに通知されれば安心ですよね。下図のように通知されます。(ロケンローはアプリで設定できるQrio Lock の名前です。いつでも変更できます。)
オートロックの一時停止
本体のつまみを開→閉→開と回すと一時的にオートロックしないようにできます。家の前にいる場合や車などから荷物を運び入れる場合などに使えます。
家に入る時につまみを閉にすると通常に戻ります。忘れずに締めておきましょう。
Qrio Lock Q-SL2の取り付け
付属の取扱説明書を読みながら簡単に取り付けできました。大まかな流れをご説明します。
- 設置位置を決める
- 自宅のサムターンに合わせて調整する
- 電池を入れ両面テープで貼り付ける
- 開閉センサーをドア枠に取り付ける
この4ステップで取り付けは完了です。私の場合はこの記事のために写真をいっぱい撮ったので1時間程度かかりましたが普通に行えば30分もあれば取り付けできます。
順を追って説明していきます。
1.設置位置を決める
Qrio Lock Q-SL2はサムターン(カギを開けるためのつまみ)に対して縦にも横にも取り付けすることが出来ます。我が家の場合は縦でカギの上側に取り付けました。
それぞれの家のカギの種類によって取り付け方は異なるところかと思いますが電池交換のことを考えると、我が家のように上側に取り付けると電池の取り外しが楽に行えるかと思います。
ちなみにサムターンの真ん中から本体の端まで9cmあれば取り付けることは可能です。(図を参照してください)
2.自宅のサムターンに合わせて調整する
付属の2種類の高さ調整プレート使用してサムターンに合う高さを見つけます。
サムターンをキャッチする部分は出具合をネジを緩めることで微調整することが出来ます。このネジは結構しっかり締めないと固定されなかったので注意が必要です。
サムターンのつまみの太さに合うサムターンホルダーを選択し取り付けます。サムターンにあてがってみて隙間が一番小さくなるものを選びましょう。我が家の場合はMサイズでした。
電池を入れ両面テープで貼り付ける
本体の上の電池カバーを外し付属の電池を入れます。電池を入れるとLEDが赤→青の色に点灯します。
後は玄関ドアに貼り付けるだけです。貼り付けると決めた箇所を水で薄めた中性洗剤などでしっかりきれいにしましょう。
貼り付ける際に重要なことはサムターンとQrio Lock Q-SL2のサムターンホルダーの回転中心を合わせることです。合っていないと無駄な力が掛かり外れる原因にもなってしまう為、何度も開け閉めして一番抵抗が少ないと思われる位置を見つけ鉛筆で印をつけて貼り付けました。
貼り付け後は2分ほど押し付けて空気を抜くといいそうです。
開閉センサーをドア枠に取り付ける
Qrio Lock Q-SL2はドアが閉まったことをこのセンサーとの位置関係で検出してオートロックを行います。貼り付け位置はQrio Lock Q-SL2のつまみの中央に合わせます。
(なんだか画像ではズレているように見えるような…)
これで設置は完了です!続いてスマホの設定をしていきましょう。
スマホの設定
ちょうど私その旦那がアンドロイド(Xperia5Ⅱ)、リンゴままがiPhone12miniと異なるOSのスマホを使用していましたのでそれぞれの設定のポイントについて説明します。
ひとつ重要なことは省電力モードなどバッテリーを長持ちさせるための機能はOFFにする必要があります。
これは画面をOFFしている裏側でもアプリに動いてもらわなければハンズフリー解錠という機能が使えないからです。ハンズフリー解錠の機能を使わない場合はその設定をする必要はありません。
まずはそれぞれのスマホでQrio Lockのアプリをダウンロードしましょう。ログインもそれぞれ別のIDやメールアドレスで大丈夫です。
カギ管理からファミリーキーを作成して家族を招待できます。我が家では私がキーを作成しリンゴままを招待しました。
それぞれのアプリでハンズフリー解錠およびオートロックの機能を使用する場合はロック設定からそれぞれ設定を行いましょう。
アプリ画面はこんな感じです。真ん中の丸をタップすると鍵の開け閉めができます。
アンドロイドの場合(Xperia5Ⅱ)の設定
Bluetoothと位置情報は常にONにしておく必要があります。
設定 → アプリと通知 → Qrio Lockでアプリの設定をします。
位置情報は”常に許可”の設定にしましょう。これにより家から離れたことを確認してハンズフリー解錠がONになり、家に近づくと自動的にカギを開けてくれます。
併せてQrio Lock アプリにはすべての権限を許可します。
設定 → アプリと通知 → 詳細設定の中の特別なアプリアクセス → データ制限をしないアプリ
ここでQrio LockのアプリをONしました。
私の場合はこの設定で好調に動作しています。
アンドロイドならウィジェットの設置がオススメ
アンドロイドスマホならホーム画面にQrio Lock Q-SL2のウィジェットを置くことが出来るのでアプリを開かなくても鍵の開閉ができます。
ホーム画面の隙間を長押しして出てくるウィジェットを選びQrio Lock Q-SL2の項目で下図の中から好きなものを選べます。
ちなみにロック画面には置けなかったです。(ご存じの方いらっしゃいましたら是非教えてください。)
こんな場合は要注意
この設定をしてもハンズフリー解錠が上手く動作しない場合もありました。私の場合はハンズフリー解錠ができないときスマホの通知をみるとY!バックアップが動作していました。
家に近付いたタイミングで家のWifiにつながって、Wifi接続時のみ動作することになっていたY!バックアップのアプリが動作を開始したためにQrio Lock Q-SL2がないがしろにされているのかと思って、バックアップしない設定にしたら正常に動作してくれるようになりました。
アイフォンの場合(iPhone13)
アイフォンでも同様にBluetoothと位置情報は常にONにしておく必要があります。
設定 → 下の方にあるQrio Lockでアプリの設定をします。下図のように設定をしました。
位置情報は”常に許可”の設定にしましょう。これにより家から離れたことを確認してハンズフリー解錠がONになり、家に近づくと自動的にカギを開けてくれます。
正しく動作しているかの確認
ハンズフリー解錠が正しく動作していれば家から離れるとスマホに下図のような通知が来ます。この状態になってから自宅に近づくと自動でカギを開けてくれます。
ハンズフリー解錠が有効になったと通知があるのに解錠動作が始まらない
この場合はスマホ側の設定に原因があります。下記の事項をもう一度チェックしてみてください。
・Bluetoothがオンになっていない
・スマホバッテリーを長持ちさせる機能をオフにしていない
ハンズフリー解錠を正しく動作させるための設定をまとめた記事を作りました。この通り設定している私は快適に動作しています。
→【遂に開く】Qrio lockでハンズフリー解錠が失敗しない設定
こんな場面で大活躍
Qrio Lock Q-SL2導入してよかったー!と思ったタイミングをご紹介します。
子どもを抱っこしているとき
車で帰ってきて子どもを抱っこで降ろしてカギを出さずに家に入っていけます。
以前はよく左手で抱っこしてて左側のポケットにカギが入っているときに子どもを逆の手に持ち替えてカギを出して…と玄関前でごちゃごちゃしていたのが、ドアを開けるのみで家に入れるというスピード感に感動しています。
家を出るときもカギを出さなくていいし見送る側もカギを締めなくていい
見送る側、見送られる側双方がラクになれます。
鍵を締めるくらいでそこまで変わるかな。
と思われるあなた。日常で当たり前にしていたことをしなくて良くなったという解放感は素晴らしいです。
これはちょっと不安
実際に使用してみて分かった不安な箇所もご紹介します。
ハンズフリー解錠のタイミングが少し早い
車で家に近付いてきて玄関前の駐車場に車をバックで入れようとする前にすでにカギを開け始めています。
正直なところ、
はやっ!!
って毎回思っていますがこれはスマホのGPSの精度などの問題もあると思いますし、ちょっと早いからといってそんな問題もないので許容しています。
もし家の前まで近付いてきて、あっ!買い忘れた!などと気づいてまた離れていくとカギがハンズフリー解錠で開いたままになってしまう可能性があるので注意が必要です。
【追記】
ちなみにハンズフリー解錠が動作してもドアが閉まったままの場合、254秒後に自動的にロックされます。
家の周りから動かないときはハンズフリー解錠できない
ハンズフリー解錠が有効になりましたと通知が来るのは家からある程度距離をとったときです。すぐ近くのゴミステーションに行くぐらいだとハンズフリー解錠しない場合もあります。
カギ・スマホなしで家から出るというミスは許されない
これは自分がそのうちやってしまうのではないかという不安ですが、特に一人暮らしの方がカギ、スマホなしで外出してしまうと致命的です。
スマホがないため管理会社に連絡するのも大変です。同居人がいる場合はまだましですが、小さい子を家に残してちょっとゴミ捨てに…で締め出されたらゾッとしますよね。
何かしらの締め出し対策を考えておくと良いかもしれません。
一番安いと思われる電池
Qrio Lock Q-SL2に使用する電池はCR123Aというデジカメなどで使われるもので少し高いです。また海外製の電池や充電電池は電圧が不安定なため推奨しないと書かれています。
ネットでいろいろ探した中で一番安いと思われるのはこれでした。並行輸入品の為同じパナソニック製でも安いようです。そして同商品の中でもアマゾンが最安でした。
購入前に2週間レンタルできるサービスもある
使用感を試してから導入を考えたいという方におすすめなのがレンタルです!
2週間で1000円でできます。気に入ればそのまま購入もできるようです。各家で状況が違うと思いますのでQrio Lock Q-SL2が自分に合っているか確かめてから購入すれば間違いないですね。
家電・カメラをレンタルでお試し レンティオ Qrio Lock
我が家はQrio Lock Q-SL2を導入してとても満足しています
妻は子どもをふたり連れて出かけるのでめちゃめちゃ助かっていると言ってます。たまにハンズフリー解錠が動作してくれてなくてショックを受けることもありますがそれ以外は私もとても満足です。
あと我が家が時代を先取りしてる感じの機器を付けているっていう喜び、テクノロジー感がとっても良いです。ぜひ参考にしてください。